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病気

うつ病記録~うつ病と診断されるまで~

心の病に悩む人はたくさんいます。その心の病にもたくさん種類があって、一度かかれば一生の付き合い。なんて話も聞きますよね。

私は「うつ病」患者です。現在も抗うつ薬を飲みながら生活をしています。
診断されたのは2020年2月14日。
世間が「バレンタイン」で浮足立っている日でした。そんな日、私はとある心療内科で「あなたはうつ病です」とはっきり言われました。

正直、進んで話したい内容ではありません。
でも、私は原因も分からずに死にたかったとき、消えたかったとき、心の病と闘う多くの方のSNSやブログに救われました。私の経験がどこかの誰かの、1人でもいいので役に立てばいいなと思います。
今回は私がうつ病と診断されるまでの流れをお話しします。

もしかして私ってうつ病・・・? ~うつ病の症状~

私が自分自身がおかしいと思い始めたのは、子供を産んで数か月たったころでした。初めての育児で疲れ切っていました。友人との人間関係・家族関係に悩んでいました。

まずは、不眠…。続いて、食事がのどを通らなくなりました。

そのころの主な症状は以下の通りです。

・寝付けない
・食欲が全くない
・笑うことがなくなる
・何をしても楽しくない、何もしたくない
・体重が急激に減る(2か月で5.6キロ落ちました)
・突然涙が出る
・とにかく死にたい、消えたいと思う
・自分の体を傷つけたくなる、または傷つける
・イライラして止まらなくなる

私はもともと食べるのが好きで、食欲旺盛な方だったのですが全く食欲がなくなりました。子供を産んだばかりで母乳を与えていたので、何か食べなきゃと食べ物を口にしても「おいしい」と感じることができなくなりました。これは私の大きな楽しみを奪い、日々の生活を暗くしていきました。

周囲から「ちょっと痩せすぎじゃない?」と言われる頃には、10キロほど体重が減っていました。言われるまで気が付きませんでした。後々心療内科の先生に話を聞くと、うつ病になると「食欲減退」する人と「食欲過多」になる人がいるそうです。

どこへ行ったらいいの??心療内科の選び方

「心療内科」や「精神科」ってなんだか敷居が高いですよね?
私は予約の電話をするにもすごく勇気がいりました。本当は誰かに代わってほしかった…。ご家族が代わりに電話する方が多いのはこういう理由なんじゃないでしょうか。でも、私には代わってくれる人はいませんでした。

まず、私は自宅から近い心療内科をネットで検索しました。心療内科は他の病院に比べて数も少なく、口コミの数も多くはありません。そんな中でどこに行ったらいいのか、そこが悩み所でした。

私が受診する心療内科を決めたポイント


①自宅から近い(気分の落ち込みがひどく、運転にも不安があったため)

②待ち時間が少なそう(小規模な病院の方が待ち時間は少ないようでした)

③ネットで悪い口コミがない

私が初めて受診した心療内科は、雑居ビルの2階にある、先生が1人しかいない小さな病院でした。
そのころの自宅からは20分程の距離で、ネットの口コミには

『院内がきれいで看護師さんが丁寧。先生はぶっきらぼうな感じのおじいちゃん先生だけど

 話をききながら治療方針を決めてくれました。その日にお薬をもらえて楽になりました。』

と、書いてありました。

ぶっきらぼうってどんな感じかな?ちょっと怖いのかな?と不安もありましたが、
そこが自宅から一番近かったのでそこに決めました。

心療内科に予約の電話をする

受診する心療内科を決めたら、いよいよ予約の電話をします。
私は何時間もスマホとにらめっこしました。
「予約をしよう」そう決めてから予約をするまで約一週間かかりました。
それでも、このままではだめだ。
何か、変わらなきゃ。踏み出さなきゃ。と勇気を振り絞りました。

病院へ電話をするとまず聞かれることは、

・心療内科や精神科への受診歴はあるか

・どのような症状があるか

この2点でした。困ったのは「どのような症状があるか」という質問。
自分の口から「死にたいと思う」「消えたいと思う」そんなことを話すのは気が引けました。こんな経験をした私からのオススメは、事前にメモを取っておくことです。

自分はどんな心情なのか、どんな症状があるのか、気持ちが落ち着いているときに客観的に記録することが大切です。正確に症状を伝えることが診療をスムーズにし、結果、自分のためになります。

いざ、心療内科へ。~問診~

いよいよ心療内科の受診日がやってきました。
私はひとり、自分で車を運転して病院へ向かいました。

私の受診した病院は雑居ビルの2階にあり、同じ階には保育所がありました。
保育所があるのを見て少しほっとしたのを覚えています。

「心療内科にいく人」

そう思われたくなかったからです。
今思えば何も恥ずかしいことはないのですが、その時は本気でそう思っていました。

病院の中へ入り、受付の方に声をかけると先に「看護師によるカウンセリングをうけていただきます」と言われました。

私は待っている間、落ち着きなく院内をきょろきょろと見渡しました。
新しい建物ではないけれど清潔感があり、落ち着く音楽がながれていました。クラシック音楽だったような…。
よく病院の待合室にあるテレビがないな、と思ったのを覚えています。
いろいろな症状やトラウマを抱えてる人も多いから情報を制限しているのかな…と考えていました。

病院に入ってからの流れを簡単に説明すると、

①入ってすぐに受付。名前と予約時間を言うと問診票を渡され、記入をする。

受付の方がにこにこしていて優しかったです。
問診票はどんな症状か・いつからか・アレルギー・手術歴などを聞かれました

質問の中には、「死にたくなる」「虐待」「自傷行為」などストレートに悩みを選択するものがありました。

②看護師さんと個室でカウンセリングを行う。

看護師さんは淡々とした人で、質問をしながらカルテにメモを取っていました。

覚えている質問内容は以下の通りです。

  ・どんな症状がありますか

  ・いつごろからですか

  ・家族構成や家族との関係は?

      ・相談できる友人はいますか

  ・最終学歴

  ・夜は眠れますか

  ・食事はとれていますか

  ・体重は減りましたか

  ・1日のうちどの時間が体調が悪いですか

  ・治療としてお薬を飲むことに抵抗はありますか

 他にも世間話のような形で簡単に生活の様子などをお話ししたと思います。

カウンセリングとは言われましたが、問診ですね。私の勝手な想像で、泣きながら症状を話し「大丈夫ですよ」と背中でもさすってもらったりするのかなと思っていましたが、実際は本当に淡々としていました。悪く言えば事務的なのですが、わたしにとってはそれが救いでした。

少しでも優しくされたら涙が止まらなくなりそうだったから。

先生の診察を受けて「うつ病」と診断される

カウンセリング(問診)が終わるといよいよ診察です。

これがまた、待ち時間が長かった・・・。50分程待ったと思います。
いろいろな方にお話を聞くと、やはり心療内科や精神科の待ち時間は長い傾向にありるようです。
予約はあってないようなもので、先生とお話しする時間が長くなってしまう方も多いのだとか・・・。

そこは覚悟していった方がいいかもしれません。
私は今では待ち時間にも慣れて、小説や雑誌をもっていくようにしています。

病院に入ってから約1時間後、やっと先生とご対面です。

名前を呼ばれて診察室に入ると白髪交じりの初老のおじいちゃん先生が座っていました。
先生の向かいには回転式の椅子がおいてあり、そこに座るように促されました。
先生は静かな声で「こんにちは」と私の顔を見上げました。

私は緊張しながら「よろしくお願いします」と言って椅子に座りました。

私が座ったのを確認すると、先生はいくつか質問をし始めました。

「いつごろから?」

「やっぱり育児の負担が大きい?」

「手助けしてくれる人はいる?」

「1日のうちいつが一番つらい?」

看護師さんとのカウンセリングと同じ内容も多かったですが、先生は私に話をさせようとしてくれている感じがしました。私は丁度育児中ということもあったため、まずは育児の負担を少し減らしてしっかり休息をとるように、と言われました。

先生は特別優しく話しかけたり、微笑んだり、寄り添う姿勢を見せたりはしませんでした。
しかし、私はそれがとても心地よかったです。ごく普通に問診のように淡々と話をしました。

私が言葉に詰まることがあっても、ただ静かに待っていてくれました。

診察では、日常の生活サイクルや仕事、家族のことなどを話しました。

30分程度の診察だったと思います。

最後に、うつ病であること。

過去からの継続したストレスが蓄積して育児のストレスをきっかけに発症したのだろうということ。

精神状態を安定させる薬、眠れるようになる薬を出して少し楽になれば・・・ということ。を再度説明されました。

ここで私の「うつ病」が確定したのです。

心に響いた先生の“コトバ”

「うつ病」

その単語を聞いてやはり、ショックでした。うすうす…いや、ほぼ確信はしていましたが実際に診断を受けるというのは複雑な気持ちです。自分が普通じゃなくなったようで、別の誰かになってしまったようで怖かったのです。そんな私に先生がかけてくれた言葉が今でも心に残っています。

何も特別なことじゃない。誰でもなるものだから

先生がどういう意図で発した言葉なのかは分かりませんでしたが、その言葉に救われました。

うつ病になったから、

弱い人間

我慢できない人間

そう認定された訳ではないのだと。

うつ病になったら、まずはゆっくり休息を。

もしも自分や周りの大切な人が「うつ病」になったら、とにかく休むことを優先してください。
「休む」というのは、単に「なにもしない」のではなくて「したいことをしい時にすること」だと私は思っています。

私の場合は、友人や家族との人間関係や育児のストレスが大きな原因だったので、まず人との距離を置いて1人になる時間を増やしました。育児の負担も減らすために、子供を保育園に預ける時間を作りました。

今も薬を飲みながらではありますが、仕事もできるようになり、「楽しい」と思えることも増えました。
「うつ病」になって、自分自身の人間関係や自分自身を見直す機会を得たのです。

今では「うつ病」になってよかったのだと思っています。
そう思って、薬を飲まずに生活できる日に向けて頑張ろうと思います。

「うつ病」になったからって人生終わりではありませんよ。大丈夫。これから始まるんです。

新たな人生が始まります。苦労も多いけど、新しいこともたくさん感じられます。人に優しくなれます。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
どこかの誰かの心を少しでも軽くできたのなら、嬉しいです。